Zeabur の代替サービス比較:サービスの種類で選び、すべてを 1 つのプラットフォームに預けない

静的サイト、バックエンド API、データベース、n8n などのセルフホストツール、それぞれにいちばん手間の少ない移行先。Vercel の無料プランは非商用限定、Cloudflare は新規プロジェクトに Workers を推奨など、確認済みの条件だけを載せています。

要点

  • 静的サイト → Cloudflare、バックエンド → Cloud Run、PostgreSQL → マネージドサービス、n8n など → VPS + Docker Compose。
  • Vercel の無料 Hobby プランは個人・非商用限定。
  • Cloudflare の公式ドキュメントは、新規プロジェクトに Workers を推奨している。
  • DNS とバックアップはホスティングとは別の場所に置く。そうすれば次も移行できる。
この記事の検証方法(実機検証 3 件、公式ドキュメント準拠 1 件)
実際に検証した内容
  • Cloud Run のソースからのデプロイ(実際にデプロイ。Cloud Run 編を参照)
  • VPS + Docker Compose + Caddy での n8n(ローカルで検証。n8n 編を参照)
  • Vercel Hobby プランの非商用制限、Cloudflare の Workers 推奨、Pages のビルド設定:公式ドキュメントで確認(2026-10-17)
公式ドキュメントに基づく内容(未検証)
  • Railway、Render、Neon、Supabase、Coolify、Dokploy:今回は登録して試しておらず、位置づけのみ記載しています。料金と無料枠は頻繁に変わるため、各公式サイトで確認してください
目次(3 項目)
  1. 一覧表
  2. Cloudflare でのフロントエンドのビルド設定
  3. 今回の教訓

一覧表

サービスおすすめの移行先理由注意点
静的サイト、React/Vue/Vite のフロントエンドCloudflare(Pages または Workers)GitHub と連携して自動デプロイでき、静的サイトに最適Cloudflare のドキュメントは現在、新規プロジェクトに Workers を推奨
Next.js(サーバーサイドレンダリングあり)VercelNext.js の開発元で、対応がもっとも充実無料の Hobby プランは個人・非商用限定。企業サイトには有料プランが必要
バックエンド API、LINE BotGoogle Cloud RunDockerfile なしでデプロイでき、東京リージョンもあり、使われていないときは料金がかからないファイルシステムは一時的。検証済みの手順
Zeabur にいちばん近い使い勝手Railway、RenderGitHub と連携し、数クリックでデータベースも作れる同じく単一のプラットフォーム。データは自分でバックアップを
PostgreSQLNeon、Supabase などのマネージドサービス自分で保守しなくていい復元時は --no-owner --no-acl を付ける。データベース編
n8n、Dify などのセルフホストツールVPS + Docker Compose小さな VPS 1 台で複数のツールを固定料金で動かせるバックアップは自分で。n8n 移行(検証済み)
VPS でも GUI で管理したいCoolify、Dokployセルフホスト型のデプロイ基盤で、操作感が Zeabur に近い基盤そのものの保守・更新も自分で行う

Cloudflare でのフロントエンドのビルド設定

Cloudflare Pages 公式のフレームワークプリセット:

フレームワークビルドコマンド出力ディレクトリ
React (Vite)npm run builddist
Vuenpm run builddist
Astronpm run builddist
Next.js(Static HTML Export)npx next buildout

フロントエンドに必要な環境変数(例:VITE_API_URL)は、Cloudflare のプロジェクト設定で別途追加する必要があります。

今回の教訓

Zeabur が便利だったのは、デプロイ、データベース、ドメイン、AI サービスをすべてまとめて提供していたからです。しかしそれは、問題が起きればすべてが同時に影響を受けるということでもあります。今回の移行では、少なくとも次の 3 つを実践することをおすすめします。

  1. DNS は自分で管理できる場所に置く(例:Cloudflare)。ホスティングと同じ会社にしない。次に移行するときは、レコードをいくつか変えるだけで済みます
  2. データベースは毎日、別の事業者へ自動バックアップする。 ホスティングが A 社なら、バックアップは B 社のオブジェクトストレージに保存する
  3. プラットフォームを選ぶ前に、データを完全に持ち出せるか確認する。 .sql のような標準形式の完全なバックアップを、いつでもダウンロードできるか。それは無料枠よりも重要です